Allegro 画像要件:1商品に2つのルールブック

Allegro 画像要件:1商品に適用されるルールブックが2つある理由。サムネイルとギャラリー画像、AI 関与の写真それぞれの扱いと、判断マトリクスで一式をそろえる方法。

Allegro 画像要件:1商品に2つのルールブック

Allegro の画像要件は、ひとつの名前を共有する二つのルールブックです。最初にアップロードする1枚——サムネイル——には、計量単位を1つたりとも載せられません。その後に続く画像はすべて、数字と単位による寸法表記に加えて、矢印・断面図・クローズアップまで載せられます。同じ商品ページ、同じ商品なのに、ルールは正反対です。

多くの出品者は高い授業料を払ってこれを知ります。寸法を書き込んだメイン画像を1枚つくり、それを先頭に設定して、そして削除される。ギャラリー画像の価値を生んでいる書き込みが、そのままサムネイルを取り下げさせる書き込みなのです。

Allegro 画像要件は「この写真はどちらか」という問いから始まります

ピクセル数や背景を確認する前に、目の前のファイルについて一つだけ答えてください。Allegro 画像要件のすべてが、この答えにぶら下がっています。

  • 出品フォームの1枚目ですか? → それがサムネイルです。最も厳しいルールが適用されます。文字なし、ロゴなし、計量単位なし。分岐1へ。
  • ギャラリーまたは商品説明内の、それ以外の画像ですか? → ギャラリーのルールが適用されます。背景は自由、数字と単位による寸法表記は可、説明的な文章は不可。分岐2へ。
  • 本物と見紛うかたちで AI が生成、または実質的に加工した画像ですか? → どちらの分岐にあっても、EU の透明性レイヤーが上乗せされます。分岐3へ。
  • BrandHub から取得したブランドのインフォグラフィックですか? → そのどれでもありません。自作はできず、サムネイルにもなり得ません。

Allegro 自身の定義では、サムネイルとは出品フォームで先頭に置いた画像そのものです。買い手が商品一覧で目にするのがこれです。ファイルの中身がサムネイルを決めるのではなく、位置が決めます。

分岐1:サムネイル

背景:ルールは一つ、そのあとに例外が並びます

Allegro のヘルプページは既定値について率直です。「ルールは一つだけ——白背景(RGB 255.255.255)のみを使用すること」。枠線やその他の装飾は不可です。白い商品や透明な商品も、白背景で十分に見せられます。

越境販売を行う出品者にとって重要な例外は二組あります。

単一の白または単一の明るいグレー(HSV モデルで V 値 0.8 以上)は、ファッション——衣料品・履物・アクセサリー、キッズ——衣料品、キッズ——履物、およびスポーツ・トラベル——トラベル——スーツケース・衣料品・履物のカテゴリーで認められます。ビジネスアカウントでも通常アカウントでも同じです。

白以外の背景は、ヘルプページが一件ずつ列挙する長いカテゴリー一覧で許可されています。中古品・再生品・破損品、その状態でビジネスアカウントから販売される自動車部品、オークション形式のファッション、家具セット・ベッド・ソファ、フローリング・寄木・ラミネート・床タイル・壁紙、植物、生きた動物、不動産、サービス、メールで納品される商品などが含まれます。ポーランド向けに家具や建材を売っているなら、白背景で撮り直しに費用をかける前に、自分の正確なカテゴリーをこの一覧と照合してください。空間の設置イメージが許可されている可能性があり、それは別種の、そしてたいていより良い写真です。その場合、同じ商品にはギャラリーの後方に別途家具スペック図が必要になります。寸法が合法なのはそちらです。

何を載せてはいけないか——寸法はここで死にます

サムネイルは商品を見せるためだけに存在し、それ以外の役目はありません。以下は Allegro のルールの引用です。

  • 「背景にいかなるテキストも追加しないでください。」
  • 「アイコンやグラフィック(たとえば商品の特定部位を指す矢印)を追加しないでください。」
  • 「商品のものであれストアのものであれ、ロゴを配置しないでください。」例外は、ロゴが商品そのものやパッケージに元から入っているデザイナーズ商品です。
  • 「サムネイルには、ロゴや計量単位などの追加のグラフィック要素を含めてはいけません。」

最後の一文は印刷して作業台に貼っておく価値があります。**Allegro のサムネイル上の寸法表記は、スタイルの選択ではなくルール違反です。**逃げ道は一つだけ、しかも狭いものです。色・味・香りのように写真では表現できない重要な特徴がある場合に限り、それを示すグラフィック要素をサムネイルに追加できます。サイズはこの一覧に入っていません。サイズは写真で写せるからです——下手にしか写せないとしても、写せます。

サムネイルに含めてよいもの

  • モデルと商品の同時掲載。全カテゴリーで可能です。ただし顔が判別できる画像は、自動チェックによって Allegro Product Catalog と商品変更申請フォームから非表示にされます。
  • 同じ商品を別角度から写したものを同一フレーム内に併置すること。買い手が購入数量を誤解しないことが条件です。
  • 購入内容を明確にする補助的なアイテム。Allegro の例はカーラジオとそのリモコンの同時掲載です。
  • メーカーの純正パッケージ。あなたのストアロゴがそこに入っていないことが条件です。

サイズの上限と下限

アップロード可能な解像度の上限は 26 Mpx です。Allegro が表示する最大サイズは 2560 × 2560 px で、いずれかの辺が 2560 px を超える画像は比例縮小されます。サムネイルの長辺は最低 400 px 必要です。

分岐2:ギャラリー画像と商品説明内の画像

スペック図のワークフローが元を取るのはこちらの分岐です。許容範囲が異例なほど寛容だからです。

何が許可され、何が許可されないか

掲載できるもの 追加できないもの
商品とそのパッケージ ストア名、ロゴ、注文処理に関する情報などのテキスト
ブランド・商品・技術のロゴ 自社のロゴ
色や柄の表示、名称付きのカラーサンプル 商品の特徴を説明するテキスト
商品の一部である認証マークやシンボル 高さや長さの文章による説明
グラフィック要素——クローズアップ、断面、動作原理、矢印 商品構造の文章による説明(代わりに構造図を添付)
数字、および数字と計量単位による商品寸法 商品の動作方法の文章による説明
任意の背景色 商品自体に印字されていない表
電気製品の表示など法令で義務づけられた表示 技術の文章による説明

正規代理店との取り決めがある場合には例外が生じることがあります。

「図示」と「説明文」の境界線

Allegro のヘルプページに並ぶ連続した2行が、判断のすべてを担っています。

「商品の寸法は、数字と計量単位で記述できます。」
「高さや長さの説明を追加しないでください。そうした情報はグラフィックで提示してください。」

これは内容の禁止ではなく、形式のルールとして読んでください。**Allegro は寸法を隠せと言っているのではありません。書くのではなく描け、と言っているのです。**座面の幅をまたぐ矢印の横に「48 cm」——これは適合します。「高さ:82 cm、幅:48 cm——狭いお部屋にぴったり」というキャプションは不適合で、しかも二重に違反しています。高さの文章による説明であり、後半はテキストによる商品特徴の訴求だからです。

同じ感覚が他のモールでは逆向きに足をすくいます。だからこそ、文章は出品フィールドに、数字は画像に、という切り分けが安全な習慣になります。このトレードオフの可読性の側面については商品画像上の文字サイズを参照してください。

技術的な制限と掲載枚数

項目 ギャラリー画像・商品説明内の画像
最小サイズ 長辺 500 px 以上
表示される最大サイズ 2560 × 2560 px(それより大きいファイルは比例縮小)
アップロード解像度の上限 26 Mpx
縦横比 自由——1:1、4:3、16:9 など
形式 JPG、JPEG、PNG。API 経由またはファイルからの出品では WEBP も可
カラープロファイル sRGB(色の忠実な再現のため)
画像枚数、通常アカウント 10
画像枚数、ビジネスアカウント 16(クラシファイドでは 40)

覚えておく価値のあるズレがあります。サムネイルの下限は長辺 400 px、ギャラリーの下限は 500 px です。2560 px でつくれば、どちらの下限も関係なくなります。

インフォグラフィックは第4のカテゴリーです

Allegro のインフォグラフィックは、あなたが自分で制作できる画像ではありません。入口は Sales Center 内の BrandHub タブで、招待制です。素材は公式ブランドとメーカーから提供されます。自作はできず、インフォグラフィックをサムネイルに使うこともできません。自分の商品向けのものが見つからないなら、それは存在しないということです。代替になるのは、あなた自身が寸法を書き込んだギャラリー画像です。

分岐3:その写真に AI は関与しましたか?

このレイヤーは新しく、両方の分岐の上に重なります。Allegro の出品者ヘルプはこれを Regulation (EU) 2024/1689——EU AI 法——に紐づけ、透明性ルールが 2 August に発効し、遅くともその日までに Allegro Product Catalog、出品フォーム、ファイルアップロード、API でラベル付けのオプションが利用可能になると述べています。適用すると写真に AI ウォーターマークが付きます。

対象範囲は「AI がこのファイルに触れた」よりずっと狭いものです。Allegro は、AI が生成または加工し、本物に見えうる画像——ディープフェイク型のコンテンツ——に適用されると説明しています。同社自身が挙げる例は次のとおりです。

  • ゼロから生成された写真。たとえば受注生産品がまだ存在しない場合
  • 実在する商品に AI 生成の背景を組み合わせた写真
  • バーチャルモデル、つまり商品を見せる AI 生成のキャラクター

サプライヤー側にとっての帰結は三つです。

  1. **申告の責任はあなたにあります。**写真を評価してラベルを付けるかどうか判断するのは出品者の責任であり、Allegro はすべての写真を自動検証するわけではないと明言しています。
  2. **仕入先の画像はあなたの問題です。**Allegro は、提供された素材が AI で生成・加工されたものかを仕入先に確認するよう推奨しています。工場のカタログ画像をそのまま転用しているなら、この質問は取引開始時のチェックリストに入れるべきものです。
  3. **検出のカウントダウンは始まっています。**Allegro は、2 December 2026 から AI ツール提供者がファイルに AI 利用に関するメタデータを付与することを義務づけられること、そして将来そのメタデータの活用を検討していることに触れています。

写真を保存すると、その AI 申告は変更できなくなります。判断はアップロード後ではなく、アップロード前に。

判断マトリクス

Allegro の画像要件を、レタッチの作業列の横に置いておける1枚の表に圧縮しました。

サムネイル ギャラリー/商品説明画像 インフォグラフィック
背景 白(RGB 255.255.255)。明るいグレーや自由な背景は列挙されたカテゴリーのみ 任意の色 単一色、商品を前面に
テキスト 不可 ストアのテキスト不可、特徴の説明不可 短いキャプションとパラメーターは可
単位付きの寸法 不可 可、グラフィックで提示 商品特性のみ
矢印、クローズアップ、断面 不可 可 可
自社のストアロゴ 不可 不可 不可
長辺の最小値 400 px 500 px ブランドから提供
誰がつくるか あなた あなた ブランド、BrandHub 経由のみ
1枚目にできるか? できます——それがサムネイルの定義です できません 決してできません

どちらのルールブックも破らずに一式をつくる

両方の分岐を通過する制作順序です。

  1. まず商品を白背景でクリーンに撮影します。そのファイルがサムネイルであり、以後手を入れません——矢印なし、注釈なし、「48 cm」なし。
  2. それを複製し、2番目に同じフレームから寸法画像を組み立てます。同じ商品、同じ角度、数字を追加。掲載位置は2枚目か3枚目です。
  3. 素材、容量、互換性、設置空間の推奨といった文章による訴求はすべて、商品説明とパラメーター欄に置きます。テキストの居場所はそこです。
  4. 白背景で撮り直す前に、自分のカテゴリーを背景の例外一覧と照合します。
  5. 仕入先提供のものも含め、すべての画像について AI 申告をアップロード前に決めます。

このパターンは欧州のモールを横断して繰り返され、しきい値は毎回違います。だからこそ思い込みではなく差分を取る価値があります——Kaufland の商品画像要件と Bol.com の商品画像要件は、テキストの線を目に見えて違う場所に引いています。

アップロード前チェックリスト

  • 出品フォームの1枚目にテキスト、ロゴ、矢印、計量単位が一切ない
  • サムネイルの背景が白(RGB 255.255.255)、または自分の正確なカテゴリーに列挙された例外が適用される
  • サムネイルの長辺が 400 px 以上、ギャラリー画像は 500 px 以上
  • 寸法はギャラリー画像にのみ登場し、グラフィックで描かれ、文章では書かれていない
  • パッケージの写真を含め、どの画像にもストア名やロゴが写り込んでいない
  • 特徴の訴求、構造の説明、スペック表は画像ではなく商品説明にある
  • ファイル形式が JPG、JPEG、PNG のいずれか(WEBP は API またはファイルアップロードのみ)で、sRGB である
  • 画像枚数が 10 枚(通常)または 16 枚(ビジネス、クラシファイド以外)以内である
  • AI 生成・AI 加工の画像はすべて、保存前に申告を決めてある
  • 仕入先提供の画像について AI 生成の有無を確認済みである

よくある質問

Allegro の商品写真に寸法を入れてもいいですか?

入れられます——ギャラリー画像にのみで、サムネイルには入れられません。Allegro のルールは、ギャラリー画像と商品説明画像について「商品の寸法は、数字と計量単位で記述できます」としている一方、サムネイルは「ロゴや計量単位などの追加のグラフィック要素を含めてはいけません」としています。同じページはさらに形式の指示を加えています。寸法情報は、高さや長さの文章による説明ではなく、グラフィックで提示すること。

これはデザインの要件というより制作の要件です。つまり画像に載る数字は実測した数字でなければならず、それが指し示す部位を実際にまたぐ寸法線として描かれなければならない、ということです。サイズ情報をテキストから画像へ追い出すモールのルールは、同時に、一文でぼかす余地も取り上げるからです。写真内の商品の実際のエッジに計測値をスナップさせ、SKU セット全体で縮尺を揃え、各モールのピクセル仕様で書き出すソフトウェアなら、1商品あたり数分で終わります。AI 画像生成ではそうはいきません。測ったこともない椅子の上に、それらしい「48 cm」を描いてしまえます。それこそが返品に変わる種類の数字です。

Allegro の写真はどのサイズでつくればいいですか?

2560 × 2560 px でつくれば、サイズに関する Allegro 画像要件は制約でなくなります。2560 px が Allegro の表示する最大サイズで、長辺がそれを超えるものは比例縮小されます。下限はもっと低く、サムネイルは長辺 400 px、ギャラリー画像と商品説明画像は 500 px、アップロードの上限は 26 Mpx です。ギャラリー画像の縦横比は自由です。

Allegro は白背景を必須にしていますか?

サムネイルについては既定で必須です。白、RGB 255.255.255。ファッション、キッズの衣料品と履物、トラベルのスーツケース/衣料品/履物のカテゴリーでは、HSV の V 値 0.8 以上の単一の明るいグレーも認められます。別途、中古品・破損品、ファッションのオークション、家具セット、ベッド、ソファ、フローリング、壁紙、植物、生きた動物、不動産、サービスなどのカテゴリー一覧では、他の背景が全面的に許可されています。ギャラリー画像には背景の制限が一切ありません。

Allegro の1商品に写真は何枚まで登録できますか?

通常アカウントで10枚、クラシファイド以外のビジネスアカウントで16枚、クラシファイド出品のビジネスアカウントで40枚です。

Allegro では AI 生成の写真にラベルを付ける必要がありますか?

本物として通用しうるかたちで AI が生成または加工した画像であれば、EU AI 法の透明性義務が適用され、Allegro は写真に AI ウォーターマークを刻むラベル付けのオプションを提供しています。Allegro の例は、完全に生成された商品写真、実在の商品を AI 生成の背景に置いたもの、AI 生成のバーチャルモデルです。判断は出品者に委ねられること、すべての写真を自動チェックするわけではないこと、写真を保存すると申告を変更できないことを Allegro は明言しています。さらに、仕入先に画像が AI 生成かどうか尋ねることも推奨しています。転売を行う事業者にとっては、この質問がコンプライアンス対応のほぼすべてです。

出典と参考資料