WhatsApp Business カタログ 画像サイズの公式な下限は 500 × 500 ピクセルです。そして、この下限こそが、多くのサプライヤーのカタログをバイヤーのスマートフォン上で「コピーのコピー」のように見せている原因です。500 × 500 は Meta が画像を受け付けてくれるサイズであって、海外バイヤーが画像上に記載した寸法を読み取れるサイズではありません。
多くの輸出営業チームにとって、WhatsApp のカタログはいつの間にか第二の店舗になっています。バイヤーが夜11時にスクロールし、問い合わせを送るかどうかを決める場所です。Alibaba のリスティングと同じだけの手間をかける価値がありますし、1 SKU あたり約40分あればきちんと仕上がります。ここでは仕様、テンプレート、そして問い合わせを失わせているミスをまとめます。
WhatsApp Business カタログ 画像サイズの公式仕様
拘束力を持つのは Meta のカタログ画像仕様です。WhatsApp のカタログは、その下層では Meta のコマースカタログそのものだからです。
| 項目 | Meta が公表している仕様 |
|---|---|
| 最低解像度 | 500 × 500 ピクセル |
| 最高品質のための推奨値 | 1200 × 628 ピクセル |
| 対応形式 | JPEG、GIF または PNG |
| 最大ファイルサイズ | 8 MB |
| 商品あたりの画像数 | 4枚以上を推奨 |
| メイン画像 | 鮮明で、商品全体が写っていること |
| 画像上で禁止されているもの | テキストの重ね書き、行動喚起(CTA)、プロモーションコード、透かし、期間限定の値下げなど時間に依存する情報 |
このうち2行は日常的に無視されています。1つ目は最低値です。チームが「500 × 500」を目標値と読み違えて 500 ピクセルのファイルをアップロードしてしまい、商品に少しでもディテールがあれば、その時点で可読性は崩壊します。2つ目はテキストの重ね書きと透かしの禁止です。価格を焼き込んだ画像を素人っぽく見せるのと同じルールが、あなたのカタログをプラットフォーム自身のガイダンスと対立させています。
画像サイズを本当に決めるのは、可読性のテストです
「受け付けられること」と「読めること」は別のしきい値であり、問い合わせ率に効くのは後者だけです。問い合わせにつながる WhatsApp Business カタログ 画像サイズは、この2つ目のしきい値によって決まります。
現場で使える経験則があります。プラットフォームの仕様ではないので、要件ではなく目安として扱ってください。商品画像に焼き込むラベルは、画像の長辺の 3% 以上の高さを確保してください。500 px なら 15 px のラベルということになり、これは判読不能です。1,600 px なら 48 px のラベルになり、腕を伸ばして持ったスマートフォンでも無理なく読めます。
実際のテストは10秒で終わります。自分のスマートフォンで、普段の視聴距離で画像を開いてください。ピンチで拡大せずに最も小さい寸法ラベルが読めないなら、6社のサプライヤーを見比べているバイヤーにも読めません。手元にある最大のきれいな正方形画像を、長辺 1,600 px 以上でアップロードし、ダウンサンプリングは Meta に任せてください。ダウンサンプリングで失うものはありませんが、小さくアップロードすると、そのディテールは永久に失われます。
カタログ画像かチャット写真か:2つの異なる経路
ここは営業担当がつまずくポイントです。同じ写真でも、バイヤーに届くまでの経路によって挙動がまったく変わるからです。
| 経路 | ファイルに何が起きるか | 最適な用途 |
|---|---|---|
| カタログの商品画像 | Meta のカタログ仕様に従う:最低 500 × 500、最大 8 MB、JPEG/GIF/PNG | バイヤーがスクロールして見る商品一覧 |
| チャットで送る写真・標準画質 | WhatsApp の初期設定。速く送れてデータ使用量を抑えるよう最適化されている | ざっと見る用、色の参考 |
| チャットで送る写真・HD 画質 | 標準よりも鮮明だがデータ使用量は増える。すでに送った写真の画質は後から上げられず、HD で送り直す必要がある | 仕様図、寸法入りの画像、数字が載っているもの全般 |
| ドキュメント | ドキュメントは最大 2 GB まで可能で、写真・動画・音声メッセージに適用される 16 MB の上限をはるかに超える | 複数ページの仕様書、見積書、図面 |
ここから導かれる運用ルールはこうです。数字が載っているものは HD かドキュメントで送り、標準画質のチャット写真では絶対に送らないこと。 標準画質で送られた寸法図は、正しい採寸が3週間後に言い争いへと変わる最も一般的な原因です。
SKU ごとのカタログ・テンプレート
画像4枚と短いテキスト項目5つ。全 SKU で同じように埋めてください。同じ WhatsApp Business カタログ 画像サイズ、同じカット順で統一すれば、カタログが事前商談の仕事を肩代わりし始めます。
画像1 —— メインカット
正方形、無地の背景、フレームの大部分を商品が占め、文字は一切入れません。バイヤーが0.5秒で判断するサムネイルなので、「これは何か、作りは良さそうか」以外の情報は持たせません。
画像2 —— 寸法カット
同じ商品を正面から撮り、実測した寸法を記載します。全体の幅・奥行き・高さに加えて、そのカテゴリーで必ず議論になる1つの寸法を入れてください。椅子なら座面高、キャビネットなら内寸の奥行き、パネルなら厚み、継手なら内径です。米国向けに販売しているなら、ミリメートルとインチを併記してください。
画像3 —— 梱包カット
段ボールまたは木枠に、外寸、1箱あたりの入数、総重量と正味重量を記載します。あなたの見積もりを競合と正しく比較してもらうための画像です。安い見積もりが安くなくなるのは、いつも運賃のところだからです。
画像4 —— 仕上げ・ディテールカット
接合部、溶接、金具、表面。バイヤーが実物の前に立っていたら、最初に触るであろう部分です。
5つのテキスト項目
- 商品名 —— カテゴリーが先、型番が後です。「BS-420」ではなく「バースツール、粉体塗装スチール、BS-420」と書きます。
- 価格 —— 価格欄に入れ、画像には絶対に載せません。価格は変わりますが、画像は転送されたチャットの中で永遠に生き続けます。
- 説明 —— 3行で。素材と仕上げ、主要な寸法一式、MOQ とリードタイム。スマートフォンで流し読みするバイヤーは、3行読んだところで止まります。
- リンク —— トップページではなく、商品ページか仕様書のページを。
- 商品コード —— 見積書やパッキングリストで使っているのと同じ SKU にしてください。カタログから PI までの間で何も迷子にならないようにするためです。
500 点を並べず、30 点を厳選する
WhatsApp 自身のコマース関連ドキュメントが、この商談の形を規定しています。マルチプロダクトメッセージは、セクションに整理された最大 30 商品の厳選ラインナップを提示でき、顧客は1つのカタログ商品を最大 99 個までカートに追加できます。
設計の基準にすべき数字は 30 です。400 SKU のカタログを作って丸ごと送りつけるのは、マーチャンダイジングではなくデータの投げつけです。バイヤーが理解できる形でセクションを作り——部屋別、素材別、コンテナ積載別——先方が尋ねた内容に合う 30 点だけを送ってください。これを実践するサプライヤーには候補リストの返信が来ます。カタログを丸ごと投げるサプライヤーに返ってくるのは沈黙です。
見本市向けにすでに1つ用意しているなら、卸売り用ラインシートの作り方と同じ規律が当てはまります。仕様の薄い網羅的なリストよりも、仕様の揃った厳選リストの方が強いということです。
問い合わせを失わせる5つのミス
- 最低値でアップロードする。 500 px は受付の下限です。テクスチャー、溶接、印刷ラベルのある商品には、その数倍が必要です。
- 価格を画像に焼き込む。 情報は古くなり、価格欄と矛盾し、カタログ画像のテキスト重ね書きやプロモーション表示に関する Meta のガイダンスにも反します。
- 1 SKU にライフスタイル写真1枚だけ。 スタイリングされた室内写真は、サイズも接合部の品質も梱包も何ひとつ伝えません。4枚が推奨の最低ラインなのには理由があります。
- 仕様書を写真で送る。 複数ページの書類をチャット画像に圧縮すると読めません。ドキュメントはドキュメントとして送ってください。
- カタログのどこにも寸法がない。 これが一番高くつきます。バイヤーが見つけられない寸法は、あなたが手作業で返信するメッセージに変わり、しかも一定数のバイヤーはそもそも質問すらしてくれません。
カタログ点検チェックリスト
- すべてのメイン画像が、500 ではなく長辺 1,600 px 以上になっている
- すべてのファイルが JPEG または PNG で、8 MB 未満である
- どの画像にも、テキスト・透かし・価格・プロモーションバッジが焼き込まれていない
- SKU ごとに4枚:メイン、寸法、梱包、ディテール
- 寸法カットのラベルが、画像の長辺の 3% 以上ある
- 価格は画像上ではなく価格欄に入っている
- 商品コードが見積書とパッキングリストのコードと一致している
- 説明が素材・主要寸法・MOQ・リードタイムを3行で押さえている
- 仕様書と図面が写真ではなくドキュメントとして送られている
- 数字が載っているものは、チャットで送る際に HD になっている
次にやること
この順番で1つずつ選んでください。それぞれが午後半日で完結する作業です。
- 主力 30 SKU の画像セットを直す。 全部ではありません。今週、実際のバイヤーに送るであろう 30 点です。メイン、寸法、梱包、ディテール。
- ドキュメント経路のために、本物の仕様書を作る。 1 SKU につき1ページの PDF こそ、バイヤーが社内で転送するものであり、転送こそが決裁者に届くルートです。構成はバイヤーが実際に読む製品仕様書で解説しており、仕様書のフォーマットが、その1ページに何を載せるべきかを示しています。
- 実測寸法を、メインカットの隣のカットに載せる。 ここが最も多くのサプライヤーが飛ばす工程であり、「サイズはいくつですか?」というメッセージを受信箱から消してくれる工程でもあります。必要なのは描き直したイラストではなく、自社写真の上に固定された実測値です。商品の実際のエッジにスナップさせ、画像上の数字とメジャー上の数字を一致させたうえで、各チャネルの画像サイズで書き出します。生成された商品レンダリングは、もっともらしく見えて実際には間違っている寸法を出しますが、実測による注釈は、あなたが測った値をそのまま伝えます。バイヤーからバイヤーへ転送されるカタログでは、この差が画像と一緒に旅をします。
- 同じ注釈済みカットを、他のすべての場所で使い回す。 ここで作る寸法カットと梱包カットは、マーケットプレイスのリスティングが必要とするのと同じアセットです。どのチャネルがどのサイズを求めるかは製品画像を複数プラットフォームで使い回す方法をご覧ください。
よくある質問
WhatsApp Business のカタログに最適な画像サイズは?
Meta が公表している最低値は 500 × 500 ピクセル、推奨は 1200 × 628、形式は JPEG、GIF または PNG で、最大 8 MB です。実務上は、長辺 1,600 px 以上の正方形画像をアップロードしてください。8 MB の上限には余裕で収まり、プラットフォームがリサイズした後もラベルや表面のディテールが読める状態を保てます。
WhatsApp はバイヤーに送る写真を圧縮しますか?
チャット写真には画質設定が2つあります。標準画質は速く送れてデータ使用量を抑えるよう最適化されており、HD 画質はより鮮明ですがデータは重くなります。送信後に画質を上げることはできず、HD で送り直す必要があります。仕様図を HD 写真か、まったく別の経路で扱われるドキュメントのどちらかで送るべき理由がここにあります。
1通の WhatsApp メッセージでバイヤーに見せられる商品数は?
マルチプロダクトメッセージは、セクションに整理された最大 30 商品の厳選ラインナップを運べ、バイヤーは1つの商品を最大 99 個までカートに入れられます。どのバイヤー層に対しても 30 点の候補リストで対応できるように、カタログを組み立ててください。
仕様書は写真とドキュメントのどちらで送るべきですか?
ドキュメントです。写真・動画・音声メッセージは 16 MB が上限で、複数ページの仕様書を画像に圧縮するとスマートフォンでは読めません。ドキュメントは 2 GB まで許容されます。ドキュメントはファイル名も保持されるため、チャットにいなかった同僚にバイヤーが転送するときに効いてきます。
カタログ画像にロゴや価格を入れてもよいですか?
Meta のカタログ関連ガイダンスは、テキストの重ね書き、行動喚起、プロモーションコード、透かし、期間限定の値下げなど時間に依存する情報を避けるよう勧めています。寸法ラベルは別物です。宣伝ではなく商品を説明するものだからです。ただし価格のスタンプや大きなロゴは、このガイダンスにもあなた自身のコンバージョン率にも反します。
